相場が思惑通りに動いて利益が出ている時、「もう少し伸びるかも」と思って利確のタイミングを逃してしまった経験はありませんか?あるいは、常に相場を監視できないために、せっかくの利益を取り逃してしまうことはありませんか?
トレーリングストップ注文は、そんなトレーダーの悩みを解決する強力なツールです。この記事では、トレーリングストップ注文の仕組みからメリット・デメリット、具体的な設定方法まで、わかりやすく解説します。この注文方法をマスターすれば、あなたの取引スタイルに新たな選択肢が加わるでしょう。
トレーリングストップ注文の基本的な仕組み
トレーリングストップ注文とは、価格の動きに合わせて自動的に決済価格が変動する注文方法です。通常の逆指値注文(ストップロス)が固定された価格で決済されるのに対し、トレーリングストップは相場が有利な方向に動くと、それに追随して決済価格も動きます。
トレーリングストップ注文の定義
トレーリングストップ注文は、市場価格が有利な方向に動くと自動的に決済価格を追随させ、不利な方向に動いた場合は決済価格を固定したままにする注文方法です。例えば、買いポジションを持っている場合、価格が上昇すると決済価格も上昇しますが、価格が下落しても決済価格は下がりません。
これにより、相場が有利に動いている間は利益を伸ばし続け、反転した時点で自動的に利益を確定することができます。言わば「利益を追いかける」注文方法と言えるでしょう。
通常の逆指値注文との違い
通常の逆指値注文(ストップロス)と比較すると、トレーリングストップ注文の特徴がよくわかります。
注文タイプ | 決済価格の動き | 主な用途 |
---|---|---|
通常の逆指値注文 | 固定されたまま変化しない | 損失の限定 |
トレーリングストップ注文 | 有利な方向に自動的に追随する | 利益の最大化と確保 |
通常の逆指値注文では、例えば100円で買った株が95円になったら売るという具合に、あらかじめ決めた価格で決済します。一方、トレーリングストップ注文では、例えば「現在価格から5円下がったら売る」というルールを設定します。
株価が100円から110円に上がれば、決済価格も自動的に105円に上がります。さらに120円まで上がれば決済価格も115円になります。そして株価が120円から115円に下がった時点で、自動的に決済されるのです。
自動的に更新される仕組み
トレーリングストップ注文の核心は、その自動更新の仕組みにあります。トレーダーは「現在価格からいくら離れたところで決済するか」という値幅(トレーリング幅)を設定します。
システムは常に最高値(買いポジションの場合)または最安値(売りポジションの場合)を記録し、そこからトレーリング幅分だけ離れた価格に決済注文を自動的に更新します。
例えば、ドル円で買いポジションを持ち、トレーリング幅を50銭に設定した場合:
- 最初にドル円が150円の時に注文すると、決済価格は149円50銭に設定される
- ドル円が151円まで上昇すると、決済価格は自動的に150円50銭に更新される
- さらに152円まで上昇すると、決済価格は151円50銭に更新される
- ドル円が152円から151円50銭まで下落すると、ポジションが自動的に決済される
この仕組みにより、トレーダーは常に相場を監視する必要がなく、最大限の利益を狙いながらも、利益を確保することができるのです。
トレーリングストップ注文のメリット
トレーリングストップ注文には多くのメリットがあります。特に忙しいトレーダーや感情に左右されやすいトレーダーにとって、強力な武器となります。
利益を最大限に確保できる
トレーリングストップ注文の最大のメリットは、相場の上昇(または下降)トレンドを最大限に活用できることです。通常の利確注文では、あらかじめ決めた価格で決済するため、その後も相場が有利に動いた場合、追加の利益を得ることができません。
一方、トレーリングストップ注文では、相場が有利に動く限り、決済価格も追随するため、トレンドの終わりまで乗ることができます。これにより、「早く利確してしまった」という後悔を減らし、利益を最大化することが可能になります。
例えば、株価が100円から始まり、150円まで上昇した後、130円まで下落したケースを考えてみましょう。通常の利確注文で120円に設定していた場合、120円で決済されて20円の利益ですが、トレーリングストップ注文(10円の値幅)なら、140円付近で決済されて40円の利益となります。
相場監視の手間が省ける
トレーリングストップ注文のもう一つの大きなメリットは、常に相場を監視する必要がないことです。通常、最適な利確タイミングを狙うには、相場の動きを常にチェックし続ける必要があります。
しかし、トレーリングストップ注文を使えば、システムが自動的に最適な決済価格を更新してくれるため、トレーダーは他の仕事や生活に時間を使うことができます。特に、日中は仕事があって相場を見られない個人投資家にとって、この機能は非常に重宝します。
また、複数の銘柄や通貨ペアを同時に取引している場合も、すべてにトレーリングストップを設定しておけば、効率的に資産管理ができます。
感情に左右されない取引が可能
投資において最大の敵の一つは、トレーダー自身の感情です。「もう少し上がるかも」という欲や、「ここで損切りするのはもったいない」という恐怖が、合理的な判断を妨げることがあります。
トレーリングストップ注文は、あらかじめ設定したルールに従って機械的に執行されるため、感情に左右されない取引が可能になります。これにより、感情的な判断ミスを減らし、より規律ある取引を実現できます。
特に、大きな利益が出ている時に「もっと伸びるかも」と利確を躊躇したり、逆に「ここで反転するかも」と早めに利確してしまったりする問題を解決できます。トレーリングストップ注文は、トレーダーの心理的な弱点をカバーする強力なツールなのです。
トレーリングストップ注文のデメリット
便利なトレーリングストップ注文ですが、万能ではありません。使用する際には以下のデメリットも理解しておく必要があります。
相場がもみ合う場合の弱点
トレーリングストップ注文の最大の弱点は、相場がもみ合う(レンジ相場)時に発生します。価格が上下に振れる相場では、一時的な価格の反転でトレーリングストップが発動してしまい、その後再び元の方向に動いた場合に乗り遅れてしまうことがあります。
例えば、100円で買った株が105円まで上がった後、一時的に102円まで下がり、その後110円まで上昇するケースを考えてみましょう。トレーリング幅を2円に設定していた場合、103円で決済されてしまい、その後の上昇に乗れなくなります。
このように、短期的な価格変動が激しい相場では、トレーリングストップが頻繁に発動してしまい、結果的に取引コストが増加したり、大きなトレンドに乗り遅れたりする可能性があります。
設定値幅の難しさ
トレーリングストップ注文を使う上での難しさの一つは、適切なトレーリング幅(値幅)の設定です。値幅が小さすぎると、小さな価格変動で決済されてしまい、十分な利益を得られません。逆に値幅が大きすぎると、価格が大きく反転した場合に多くの利益を失ってしまいます。
最適な値幅は、取引する商品のボラティリティ(価格変動の大きさ)や、トレンドの強さ、時間軸によって異なります。例えば、ボラティリティの高い仮想通貨と比較的安定した大型株では、適切な値幅は大きく異なります。
この設定の難しさは、トレーリングストップ注文を使いこなす上での大きな課題となります。経験を積みながら、自分の取引スタイルや対象商品に合った値幅を見つけていく必要があるでしょう。
スリッページのリスク
トレーリングストップ注文が発動する際、特に相場が急変する場合には、スリッページ(注文価格と実際の約定価格のずれ)が発生するリスクがあります。
例えば、トレーリングストップが150円で発動したとしても、市場の流動性が低い場合や急激な価格変動が起きている場合、実際には148円や147円で約定してしまう可能性があります。これにより、想定していた以上の損失や、想定より少ない利益になることがあります。
特に、取引量の少ない商品や、市場が閉まっている時間帯をまたいで取引する場合は、このリスクに注意が必要です。重要な経済指標の発表時など、価格が急変しやすいタイミングでは、トレーリングストップ注文の使用を控えるか、値幅を広めに設定するなどの対策が必要でしょう。
トレーリングストップ注文の具体的な設定方法
トレーリングストップ注文を効果的に活用するためには、適切な設定方法を理解する必要があります。ここでは、設定に必要な要素と具体的な設定例を紹介します。
設定に必要な3つの要素
トレーリングストップ注文を設定する際には、主に以下の3つの要素を決める必要があります。
設定要素 | 説明 | 重要性 |
---|---|---|
取引方向 | 買いか売りかのポジション方向 | トレーリングの動く方向を決定 |
トレーリング幅 | 現在価格からの距離 | 小さすぎると早期決済、大きすぎると利益減少 |
発動条件 | トレーリング開始の価格条件(オプション) | 特定の利益確保後に機能させる場合に有効 |
これらの要素をどのように設定するかは、取引する商品の特性や市場環境、自分の取引スタイルによって異なります。例えば、ボラティリティの高い商品では広めのトレーリング幅を、トレンドがはっきりしている相場では狭めの幅を設定するといった調整が必要です。
買いポジションでの設定例
買いポジション(ロングポジション)でのトレーリングストップ注文の設定例を見てみましょう。
例えば、日経平均先物を35,000円で買い、トレーリング幅を300円に設定する場合:
- 最初の決済価格は34,700円(35,000円 – 300円)に設定されます。
- 日経平均先物が35,500円まで上昇すると、決済価格は自動的に35,200円(35,500円 – 300円)に引き上げられます。
- さらに36,000円まで上昇すると、決済価格は35,700円(36,000円 – 300円)になります。
- 日経平均先物が36,000円から35,700円まで下落すると、ポジションが自動的に決済されます。
このように、相場が上昇している間は利益を伸ばし続け、下落に転じた時点で自動的に利益を確定することができます。
売りポジションでの設定例
売りポジション(ショートポジション)の場合は、買いポジションとは逆の動きになります。
例えば、ドル円を150円で売り、トレーリング幅を50銭に設定する場合:
- 最初の決済価格は150円50銭(150円 + 50銭)に設定されます。
- ドル円が149円まで下落すると、決済価格は自動的に149円50銭(149円 + 50銭)に引き下げられます。
- さらに148円まで下落すると、決済価格は148円50銭(148円 + 50銭)になります。
- ドル円が148円から148円50銭まで上昇すると、ポジションが自動的に決済されます。
売りポジションでは、価格が下落するほど利益が出るため、トレーリングストップは下落に追随して決済価格も下げていきます。そして価格が反転して上昇した時点で決済が執行されるのです。
主要取引プラットフォームでの設定手順
実際にトレーリングストップ注文を使うには、取引プラットフォームでの設定方法を知る必要があります。ここでは、主要なプラットフォームでの設定手順を解説します。
MT4での設定方法
MetaTrader 4(MT4)は、FX取引で広く使われているプラットフォームです。MT4でのトレーリングストップの設定手順は以下の通りです。
- チャート上で右クリックし、「取引」→「新規注文」を選択します。
- 注文ウィンドウが表示されたら、「タイプ」で「成行」を選び、数量を入力して「売り」または「買い」ボタンをクリックします。
- ポジションが持てたら、「取引」タブの「ポジション」一覧からそのポジションを右クリックします。
- 表示されたメニューから「トレーリングストップ」を選択し、希望するトレーリング幅(ピップス単位)を選びます。
MT4では、トレーリングストップはクライアントソフトが起動している間のみ機能します。ソフトを閉じるとトレーリングストップも停止するため、長期間使用する場合はVPSなどを利用して常時稼働させる必要があります。
MT5での設定方法
MetaTrader 5(MT5)でのトレーリングストップ設定は、MT4とほぼ同様ですが、いくつかの違いがあります。
- チャート上で右クリックし、「取引」→「新規注文」を選択します。
- 注文ウィンドウで「成行」を選び、数量を入力して「売り」または「買い」ボタンをクリックします。
- 「取引」タブの「ポジション」一覧からポジションを右クリックします。
- 「トレーリングストップ」を選択し、希望するトレーリング幅を設定します。
MT5では、MT4と同様にクライアントソフトが起動している間のみトレーリングストップが機能します。ただし、MT5ではサーバー側でトレーリングストップを設定できる取引業者もあるため、業者の仕様を確認するとよいでしょう。
その他の主要プラットフォームでの設定
その他の主要な取引プラットフォームでも、トレーリングストップ注文は利用できます。各プラットフォームでの設定方法を表にまとめました。
プラットフォーム | トレーリングストップの設定方法 | 特徴 |
---|---|---|
cTrader | ポジション詳細から「トレーリングストップ」を選び、値幅を入力 | サーバー側で動作するため、PC起動不要 |
TradingView | 注文パネルの「トレーリングストップ」オプションを選択 | パーセンテージでの設定も可能 |
XMトレーディング | 取引プラットフォーム内の注文修正から設定 | 最小値幅が通貨ペアにより異なる |
楽天MT4 | ターミナルの「取引」タブからポジションを右クリック | 日本語対応で初心者にも使いやすい |
各プラットフォームによって細かい設定方法や特徴が異なるため、利用している取引業者のマニュアルやサポートページで確認することをお勧めします。特に、サーバー側で動作するタイプか、クライアント側で動作するタイプかは重要な違いなので、確認しておきましょう。
トレーリングストップ注文を活用するコツ
トレーリングストップ注文を効果的に活用するためには、いくつかのコツがあります。ここでは、実践的なアドバイスを紹介します。
最適な値幅の決め方
トレーリングストップ注文の成否を左右する最も重要な要素は、トレーリング幅(値幅)の設定です。最適な値幅を決めるためのポイントは以下の通りです。
商品・相場の特性 | 推奨されるトレーリング幅 | 理由 |
---|---|---|
ボラティリティが高い | 広め(例:ATRの1.5〜2倍) | 小さな価格変動で決済されるのを防ぐ |
トレンドが強い | 狭め(例:ATRの1倍程度) | トレンドの反転をより早く捉える |
短期取引 | 狭め | 小さな利益も確実に確保する |
長期取引 | 広め | 日々の価格変動に影響されにくくする |
ATR(Average True Range)は、一定期間の価格変動幅の平均値で、多くのチャートソフトで表示できます。例えば、日足チャートで14日間のATRが300円なら、短期トレードでは300円、長期トレードでは450〜600円程度の値幅が目安になります。
また、過去のチャートを見て、通常の調整(押し目・戻り)の大きさを測定し、それよりやや大きめの値幅を設定するという方法も有効です。
相場環境に合わせた使い分け
トレーリングストップ注文は、すべての相場環境で有効というわけではありません。相場環境に合わせた使い分けが重要です。
トレンド相場では、トレーリングストップ注文が最も効果を発揮します。明確な上昇トレンドや下降トレンドが形成されている時は、トレーリング幅を適切に設定することで、トレンドの大部分に乗ることができます。
一方、レンジ相場(もみ合い相場)では、トレーリングストップ注文は頻繁に発動してしまい、効果的ではありません。このような相場では、固定の利確注文や、レンジの上限・下限での逆張り戦略の方が適しています。
また、重要な経済指標の発表前や、市場が閉まる直前など、価格が急変する可能性がある場面では、トレーリングストップ注文の使用を控えるか、値幅を広めに設定するなどの対応が必要です。
併用すべき注文方法
トレーリングストップ注文は、他の注文方法と併用することで、より効果的な取引戦略を構築できます。
例えば、エントリー時に通常のストップロス注文を設定し、一定の利益が出た時点でトレーリングストップに切り替えるという方法があります。これにより、最低限の損失管理と、利益の最大化を両立させることができます。
また、ポジションの一部を固定の利確注文で決済し、残りをトレーリングストップで管理するという「部分決済戦略」も有効です。例えば、100万円分のポジションのうち、50万円分を目標価格で確定利益として決済し、残りの50万円分をトレーリングストップで管理することで、確実な利益と追加利益の可能性を両立させることができます。
さらに、複数の時間軸を組み合わせる方法もあります。例えば、日足チャートの大きなトレンドに沿ってポジションを持ち、4時間足チャートの動きに基づいてトレーリングストップを設定するという方法です。これにより、大きなトレンドに乗りながらも、中期的な反転を捉えて利益を確保することができます。
トレーリングストップ注文の活用事例
トレーリングストップ注文は、様々な相場環境や取引スタイルで活用できます。ここでは、具体的な活用事例を紹介します。
トレンド相場での活用法
トレンド相場は、トレーリングストップ注文が最も威力を発揮する環境です。例えば、2023年後半から2024年前半にかけての日経平均株価の上昇トレンドを考えてみましょう。
この期間、日経平均株価は32,000円から38,000円まで大きく上昇しました。このトレンドに乗るために、32,000円付近で買いポジションを持ち、ATRの1.5倍(当時約450円)のトレーリング幅を設定したとします。
株価が上昇するにつれて決済価格も上昇し、最終的に38,000円から450円下落した37,550円付近で決済されたとすると、5,550円もの利益を得ることができます。通常の利確注文で34,000円などに設定していた場合と比べると、大きな差が生まれます。
トレンド相場でトレーリングストップを活用する際のポイントは、トレンドの強さに合わせて値幅を調整することです。トレンドが強い時は値幅を広めに、弱まってきたら狭めにするという調整が効果的です。
ボラティリティの高い相場での活用法
仮想通貨や一部の個別株など、ボラティリティの高い商品では、トレーリングストップ注文の設定に工夫が必要です。
例えば、ビットコインのような仮想通貨は、一日で10%以上の価格変動が珍しくありません。このような商品では、パーセンテージベースのトレーリングストップが有効です。例えば、「最高値から5%下落したら決済」というルールを設定します。
また、ボラティリティの高い相場では、「部分決済戦略」が特に有効です。例えば、100万円分のポジションを持った場合、30万円分を固定の利確価格で決済し、30万円分を中程度のトレーリング幅で、残りの40万円分を広めのトレーリング幅で管理するという方法です。
これにより、短期的な利益を確保しながらも、大きな値動きが続いた場合には、その恩恵を最大限に受けることができます。
長期投資での活用法
トレーリングストップ注文は、短期トレードだけでなく、長期投資にも活用できます。例えば、長期保有している株式の下落リスクを管理するために使用する方法があります。
長期投資では、通常のストップロスよりもトレーリングストップの方が適している場合が多いです。なぜなら、株価が上昇した分だけ決済価格も上がるため、含み益を守りながらも、さらなる上昇の可能性を残せるからです。
例えば、5年前に10,000円で購入した株が現在30,000円になっている場合、20%のトレーリングストップを設定すれば、24,000円で決済されることになります。これにより、大きな下落相場が来ても、少なくとも14,000円の利益は確保できます。
長期投資でトレーリングストップを活用する際のポイントは、値幅を十分に広く設定することです。日々の価格変動に反応しないよう、週足や月足チャートのATRを参考にするとよいでしょう。
まとめ
トレーリングストップ注文は、相場が有利に動いている間は利益を伸ばし、反転した時点で自動的に利益を確定できる優れた注文方法です。常に相場を監視する必要がなく、感情に左右されない取引が可能になるため、多くのトレーダーに活用されています。
ただし、相場がもみ合う場合には弱点があり、適切な値幅の設定が難しいという課題もあります。最適な活用のためには、取引する商品の特性や相場環境に合わせて、値幅を調整したり、他の注文方法と併用したりする工夫が必要です。
トレーリングストップ注文をマスターすれば、トレンド相場での利益最大化や、ボラティリティの高い相場での効率的なリスク管理、さらには長期投資の下落リスク対策など、様々な場面で活用できます。ぜひ、自分の取引スタイルに合わせて、トレーリングストップ注文を取り入れてみてください。
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