FX取引を始めようと思ったとき、どの会社を選べばいいのか迷いますよね。特に評判のいいヒロセ通商とJFXは、どちらも人気のFX会社として知られています。「結局どっちがいいの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、ヒロセ通商とJFXの違いを徹底比較し、あなたに合った会社を選ぶためのポイントを解説します。通貨ペア数、スプレッド、キャンペーン内容など、重要な違いを詳しく見ていきましょう。
ヒロセ通商とJFXの基本情報
FX取引を始める前に、まずはヒロセ通商とJFXの基本的な情報を押さえておきましょう。両社とも日本の金融庁に登録された信頼できるFX会社です。
両社の関係性と特徴
ヒロセ通商は「LION FX」という愛称で親しまれており、食品キャンペーンなどユニークな特典が特徴です。一方のJFXは「MATRIX TRADER」という取引ツールを提供し、テクニカル分析に強みを持っています。
両社とも口座開設は無料で、取引手数料もかかりません。また、最短当日での口座開設が可能なので、すぐに取引を始めたい方にも適しています。
取引スペック比較表
比較項目 | ヒロセ通商 | JFX |
---|---|---|
口座開設手数料 | 無料 | 無料 |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
口座開設の必要日数 | 最短当日完了 | 最短当日完了 |
通貨ペア | 54通貨ペア | 41通貨ペア |
大口通貨ペア | 6通貨ペア | 6通貨ペア |
取引単位 | 1,000通貨単位 | 1,000通貨単位 |
スプレッド(米ドル円) | 0.2銭(原則固定) | 0.2銭(原則固定) |
レバレッジ | 最大25倍 | 最大25倍 |
注文方法 | 27種類 | 27種類 |
自動注文機能 | あり | なし |
MT4対応 | なし | あり(分析専用) |
TradingView対応 | なし | あり |
FX以外のサービス | CFD取引あり | なし |
基本的なスペックは似ていますが、通貨ペア数や対応ツールなどに違いがあります。これらの違いが、あなたの取引スタイルに合うかどうかが重要なポイントになります。
ヒロセ通商とJFXの5つの重要な違い
ここからは、ヒロセ通商とJFXの主要な違いを5つのポイントに絞って詳しく見ていきましょう。
通貨ペア数の違い(ヒロセ54種類 vs JFX41種類)
通貨ペアの数は、取引の幅を決める重要な要素です。ヒロセ通商は54通貨ペアを提供しており、JFXの41通貨ペアよりも13種類多く取り扱っています。
ヒロセ通商では、主要通貨から高金利通貨まで幅広いペアで取引を楽しめる点が魅力です。特にNZDやPLNなど、JFXでは取り扱いのない通貨ペアもあります。
多様な通貨ペアで取引したい方や、マイナー通貨にも興味がある方はヒロセ通商が適しているでしょう。一方、メジャーな通貨ペアだけで十分という方は、JFXでも問題ありません。
スプレッドと手数料の比較
スプレッドは取引コストに直結する重要なポイントです。ヒロセ通商とJFXは主要通貨ペアでは同等のスプレッドを提供していますが、一部の通貨ペアでは違いがあります。
通貨ペア | ヒロセ通商 | JFX |
---|---|---|
USD/JPY | 0.2銭 | 0.2銭 |
EUR/USD | 0.3pips | 0.3pips |
NZD/JPY | 0.6銭 | 0.7銭 |
GBP/NZD | 3.8pips | 3.8~5.3pips |
EUR/AUD | 1.4~2.1pips | 1.1pips |
GBP/AUD | 1.5pips | 1.1pips |
NZD/JPYやGBP/NZDなどではヒロセ通商の方が有利ですが、EUR/AUDやGBP/AUDではJFXの方が有利です。自分がよく取引する通貨ペアのスプレッドを確認して選ぶとよいでしょう。
両社とも取引手数料は無料で、スプレッドのみのコストとなります。また、原則固定スプレッドを採用している通貨ペアと変動するものがあるので、取引する時間帯にも注意が必要です。
自動売買機能の有無
自動売買機能は、忙しい方や24時間市場を監視できない方にとって便利な機能です。ヒロセ通商では「シグナル注文」という自動注文機能を無料で提供していますが、JFXにはこの機能がありません。
ヒロセ通商のシグナル注文は、あらかじめ設定した条件に基づいて自動的に注文を出してくれるシステムです。テクニカル指標を組み合わせた条件設定も可能で、初心者から上級者まで幅広く活用できます。
自動売買に興味がある方や、仕事や家事で常に相場を見ていられない方には、ヒロセ通商の方が適しているでしょう。
キャンペーン内容の違い
キャンペーンの内容と数は、両社で大きく異なります。2025年4月時点で、ヒロセ通商は16種類のキャンペーンを実施していますが、JFXは6種類となっています。
ヒロセ通商の特徴的なキャンペーンは、取引量に応じて食品がもらえる「食品キャンペーン」です。カレーやおせち料理など、季節ごとに様々な食品が提供されており、多くのトレーダーに人気です。
一方、JFXは現金キャッシュバックを中心としたキャンペーンを展開しています。新規口座開設と一定量の取引で最大101,000円のキャッシュバックを受けられるなど、金銭的なメリットが大きいのが特徴です。
キャンペーンを重視する場合、食品などの現物特典を求めるならヒロセ通商、現金キャッシュバックを求めるならJFXと、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
取引ツールの特徴と使いやすさ
取引ツールは日々のトレードに直接影響する重要な要素です。ヒロセ通商とJFXでは、提供しているツールに違いがあります。
ヒロセ通商は「LION FX」シリーズのオリジナルツールを提供しており、PC用の「LION FX C2」やスマホ用の「LION FX 5」などが人気です。特に「さきよみLIONチャート」は未来予測機能を備えており、初心者にも使いやすいと評判です。
一方、JFXは「MATRIX TRADER」シリーズに加え、MT4(MetaTrader4)やTradingViewとの連携が可能です。MT4は世界中のトレーダーに愛用されている分析ツールで、カスタマイズ性が高く、多彩なインジケーターを利用できます。
テクニカル分析を重視する方や、すでにMT4やTradingViewに慣れている方はJFXが適しているでしょう。初心者や独自ツールの使いやすさを求める方はヒロセ通商がおすすめです。
どんな人にヒロセ通商がおすすめ?
ヒロセ通商は特定のタイプのトレーダーに特に適しています。具体的にどのような方に向いているのか見ていきましょう。
多様な通貨ペアで取引したい人
ヒロセ通商は54種類の通貨ペアを提供しており、国内FX業者の中でも豊富な品揃えを誇ります。メジャーな通貨ペアだけでなく、東欧通貨や北欧通貨など、珍しい通貨ペアも取り扱っています。
様々な通貨ペアを取引したい方や、高金利通貨でのスワップ運用を考えている方には、選択肢の多いヒロセ通商が向いています。特にEUR/PLNなど、JFXでは取り扱いのない通貨ペアもあるので、幅広く取引したい方には大きなメリットとなるでしょう。
自動売買機能を活用したい人
ヒロセ通商の「シグナル注文」機能は、24時間市場を監視できない忙しい方に便利です。設定した条件に基づいて自動的に注文が出されるため、寝ている間や仕事中でも取引機会を逃しません。
また、複数の条件を組み合わせた複雑な注文も可能で、自分の取引戦略を自動化できるのも魅力です。自動売買に興味がある方や、時間的制約のある方にはヒロセ通商がおすすめです。
CFD取引にも挑戦したい人
ヒロセ通商では、FX取引だけでなくCFD(Contract For Difference)取引も提供しています。「LION CFD」というサービスで、株価指数や商品などの取引が可能です。
FX取引だけでなく、株式市場や商品市場にも投資の幅を広げたい方には、一つの口座で複数の市場にアクセスできるヒロセ通商が適しています。JFXではFX取引のみの提供となっているため、投資の多様化を考えている方はヒロセ通商を選ぶとよいでしょう。
どんな人にJFXがおすすめ?
次に、JFXがどのようなタイプのトレーダーに向いているのかを見ていきましょう。
テクニカル分析を重視する人
JFXは、テクニカル分析ツールの充実度が高いのが特徴です。MT4(分析専用)やTradingViewとの連携が可能で、多彩なインジケーターやチャートパターンを活用した分析ができます。
また、「未来予測チャート」も提供しており、過去のチャートパターンから将来の値動きを予測する機能も備えています。テクニカル分析を駆使してトレードしたい方には、JFXのツール環境が適しているでしょう。
スキャルピングを行いたい人
スキャルピングは短時間で小さな利益を積み重ねる取引手法です。JFXはスキャルピングを公認しており、取引環境も整っています。特に、MT4を使った分析と組み合わせることで、効果的なスキャルピング戦略を実行できます。
また、主要通貨ペアのスプレッドが狭いため、短期売買でも取引コストを抑えられるのも魅力です。スキャルピングを主な取引手法としたい方には、JFXがおすすめです。
MT4やTradingViewを使いたい人
MT4は世界中のトレーダーに愛用されている取引プラットフォームで、カスタマイズ性が高く、豊富なインジケーターやEA(自動売買プログラム)が利用できます。JFXではMT4を分析専用ツールとして提供しています。
また、TradingViewは直感的な操作性と美しいチャート表示が特徴のチャートツールで、JFXではTradingViewでのレート・チャート表示に対応しています。
すでにMT4やTradingViewを使い慣れている方や、これらのツールを使ってみたい方には、JFXが適しているでしょう。
スワップポイント比較
FX取引では、通貨間の金利差から生じるスワップポイントも重要な収入源となります。ヒロセ通商とJFXのスワップポイントを比較してみましょう。
主要通貨ペアのスワップポイント一覧
2025年3月の実績に基づく、主要通貨ペアのスワップポイント比較です。
通貨ペア | ヒロセ通商 | JFX |
---|---|---|
USD/JPY(1万通貨) | 4,617円 | 4,617円 |
TRY/JPY(1万通貨) | 1,015円 | 1,057円 |
ZAR/JPY(10万通貨) | 4,290円 | 4,780円 |
MXN/JPY(10万通貨) | 5,120円 | 5,790円 |
CNH/JPY(10万通貨) | 2,720円 | 2,900円 |
EUR/PLN(1万通貨) | 1,676円 | 取扱なし |
主要通貨ペアではスワップポイントに大きな差はありませんが、高金利通貨ではJFXの方がやや有利な傾向があります。一方、ヒロセ通商ではEUR/PLNなど、JFXでは取り扱いのない通貨ペアでもスワップ運用が可能です。
高金利通貨のスワップ運用におすすめなのは?
スワップ運用を目的とする場合、どちらの会社が適しているでしょうか。
JFXでは「スワップ固定」というサービスを実施しており、一定期間スワップポイントが変動しない保証があります。相場の変動に関わらず安定したスワップ収入を得たい方には、この点が魅力的です。
一方、ヒロセ通商では「スワップ増額キャンペーン」を定期的に開催しており、通常よりも高いスワップポイントが得られる機会があります。また、取扱通貨ペアが多いため、より多くの選択肢からスワップ運用に適した通貨ペアを選べます。
高金利通貨のスワップ運用を考えている方は、取引したい通貨ペアのスワップポイントを両社で比較し、より有利な方を選ぶとよいでしょう。また、JFXの「スワップ固定」とヒロセ通商の「スワップ増額キャンペーン」のどちらが自分の運用スタイルに合うかも検討ポイントです。
初心者が口座開設するならどっち?
FX初心者の方にとって、どちらの会社が適しているのでしょうか。初心者向けの機能や学習サポート体制を比較してみましょう。
初心者向け機能の比較
初心者にとって、使いやすい取引ツールや分かりやすい情報提供は重要です。
ヒロセ通商の「LION Basic」は、シンプルな画面構成で初心者でも迷わず操作できるツールです。また、「さきよみLIONチャート」は過去のチャートパターンから将来の値動きを予測する機能があり、初心者でも相場の方向性を把握しやすくなっています。
JFXの「MATRIX TRADER」も直感的な操作性を備えており、初心者にも使いやすいツールです。さらに「未来予測チャート」機能も提供しており、相場の方向性を予測する助けになります。
どちらも初心者に配慮したツールを提供していますが、ヒロセ通商の方がツールの種類が多く、自分に合ったものを選びやすい傾向があります。
学習サポート体制
FX初心者にとって、学習サポートの充実度も重要な選択ポイントです。両社ともに初心者向けの学習コンテンツを提供していますが、内容には違いがあります。
ヒロセ通商では「FX初心者ガイド」という専用ページを設けており、FXの基礎知識から実践的なトレード手法まで幅広く解説しています。また、ウェビナーやセミナーも定期的に開催しており、実際のトレーダーから直接学ぶ機会も提供しています。
JFXでは「JFXアカデミー」という学習コンテンツを提供しており、動画やテキストでFXの基礎から応用まで学べます。特にテクニカル分析に関する解説が充実しており、チャート分析を重視したい初心者に適しています。
両社とも充実した学習コンテンツを提供していますが、ヒロセ通商の方がセミナーなどの対面学習機会が多く、JFXはオンラインコンテンツが充実している傾向があります。自分の学習スタイルに合った会社を選ぶとよいでしょう。
実際のトレーダーの声
実際にヒロセ通商とJFXを利用しているトレーダーは、どのような理由でそれぞれの会社を選んでいるのでしょうか。
ヒロセ通商を選んだ理由
ヒロセ通商を選んだトレーダーからは、以下のような声が多く聞かれます。
「食品キャンペーンが魅力的で、取引するほどお米やカレーがもらえるのが嬉しい」という意見が多く、実用的な特典が好評です。また、「シグナル注文機能が便利で、仕事をしながらでも取引チャンスを逃さない」という声も目立ちます。
さらに、「通貨ペアの種類が多いので、様々な取引戦略を試せる」という点も評価されています。特に高金利通貨でのスワップ運用を行うトレーダーからの支持が厚いようです。
「LION FXのチャートが見やすく、初心者でも使いやすい」という使い勝手の良さを評価する声も多く、直感的な操作性が初心者トレーダーに好まれています。
JFXを選んだ理由
JFXを選んだトレーダーからは、次のような意見が多く聞かれます。
「MT4やTradingViewが使えるのが決め手になった」という声が多く、既存のツールに慣れているトレーダーからの支持が厚いようです。また、「テクニカル分析機能が充実していて、細かい分析ができる」という点も高く評価されています。
「スキャルピングに適した環境が整っている」という意見も多く、短期売買を主戦略とするトレーダーに人気があります。特に「約定力の高さと狭いスプレッドが魅力」という声が目立ちます。
「キャッシュバックキャンペーンが充実していて、取引コストを抑えられる」という経済的なメリットを重視する声も多く、コスト意識の高いトレーダーからの支持を集めています。
まとめ:あなたに合うのはどっち?
ヒロセ通商とJFXの比較を通じて、それぞれの特徴や違いを見てきました。最後に、どのような方にどちらの会社が向いているのかをまとめてみましょう。
ヒロセ通商は、多様な通貨ペアで取引したい方、自動売買機能を活用したい方、食品などの現物特典を求める方に適しています。また、CFD取引にも挑戦したい方にもおすすめです。
一方、JFXは、テクニカル分析を重視する方、MT4やTradingViewを使いたい方、スキャルピングを行いたい方に向いています。また、現金キャッシュバックを重視する方にも適しているでしょう。
初心者の方は、使いやすさを重視するならヒロセ通商、テクニカル分析を学びたいならJFXと、自分の目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
最終的には、自分のトレードスタイルや重視するポイントに合った会社を選ぶことが大切です。この記事が、あなたにぴったりのFX会社選びの参考になれば幸いです。
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